草炎のご案内

●主宰挨拶
 草炎は昭和24年に「あらくさ吟社」を「草炎俳句会」と改称して、『草炎』を創刊したことを嚆矢とする。
 草炎は、創始者の大中祥生のテーゼ「庶民の哀歓を現代の批評精神で捉える」を受け継ぎ、発展拡充をめざしている。
 写実的な伝統俳句に対抗する現代俳句の作風から、所謂伝統回帰への詩的精神風土の作風への、祥生の作風を包含したテーゼであるといえよう。
 本州の西端にしっかりと根を下ろし、詩的営為を地方から中央へと発信し続けた土着の作家の方法意識を受け継ぎ、さらに発展させていきたいと願うものである。
 昭和47年第1回を開催して以来、草炎全国俳句大会を継続実施して、創始者の文学理念を継承している。


主宰 久行 保徳

○自選二十句
霧の椅子きしむ旧家の寝息継ぎ
花栗の闇へ他郷の耳ほてる
野仏の空昏れいろに寒卵
遠野火を眩しみ錆の貨車つなぐ
来し方の蝶にこだわる椅子ひとつ
鳥雲に飢えてきらりと喉ぼとけ
梅の椅子優しい昼を濡れている
曖昧と言うしんがりは落葉焚く
罠でよし白桃啜りきて鼾
阿浮奈絵の二階へふふと夏の蝶
二の足を軽くしている猫柳
重心を低くしてゆく春の山
うつくしき嘘朧夜の腕伸ばす
手の届くところ素直に青木の実
春暁の音を音とし覚めるなり
夕桜闇やわらかに狂いだす
産土の訛りの暗さ父の日は
師の影を重ねて桜餅はがす
陸奥沈む沖明るくて蜜柑山
八千代座の奈落の湿り夏兆す





○久行 保徳(ひさゆく やすのり)主宰のプロフィール
 昭和21年徳山市(現在、周南市)生まれ。昭和42年大中青塔子に師事。山口県現代俳句協会会長。日本現代詩歌文学館評議員。
平成16年から『草炎』主宰。句集『椅子』

●入会案内
草炎の発行所か事務局にメールまたは電話またはFAXで申し込んでください。
入会申込書と見本として既刊の『草炎』1冊を無料でお送りします。
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       草 炎
事務局/発行所
    〒745-0825 山口県周南市秋月二丁目4-18 久行方
             電話 0834-28-2344 (FAX兼用)

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